中古車のオークション評価点に自分の車の状態を当てはめてみる
愛車の中古車としての評価は、今どれくらいなのか?ということはやっぱり気になるところです。
そんな時は、中古車オークションで使われている評価点というランク付けの中で、いったい自分の車はどのくらいの範囲に収まるのかを見てみるとよいでしょう。
中古車オークションに出品される車には、必ず評価点という点数が付きます。なので、この評価点を判断する基準と自分の車の内外装の程度を照 らし合わせてみることで、実際に愛車がオークションに出された場合に、どれくらいの評価を受けることができるのか?を知ることができます。
実際の評価点は違ってきますが、だいたいこれくらいではないだろうかと目安を付けることはできますので、「愛車の評価が気になる!」という方は、下記の各表を元にチェックをしてみてはどうでしょうか?
ただし、オークション会場ではプロの査定士が厳しくチェックしますし、会場によっても加味される要素が変わってきますので、あくまで参考程度とお考えください。
「いや、自分はもっと正確な車の評価が知りたいんだ!」という場合は、中古車買取店などに査定してもらうのがベストです。買取金額という明確な数値が出ますので、自分の車の評価を正しく把握することができます。ちなみに、査定をしてもらったからといって必ず車を売る必要はありませんのでご安心を。
評価点のランク付けは11段階
中古車は通常、S点~X点までの11段階で評価されます。
下記の評価点一覧表に、自分の車の「走行距離」「内装評価」「外装評価」を当てはめてください。
中古車オークション比較点一覧表
評価点 | 走行距離 | 内装評価 | 外装評価 | 内外装の程度 |
---|---|---|---|---|
S点 | 10,000km未満 | A | A | ほとんど無傷、無補修であるもの。(登録後1年未満) |
ディーラーがノルマの調整の為に登録のみした車両など。新古車。 | ||||
6点 | 30,000km未満 | A | A | ほとんど無傷、無補修で、加修の必要のないもの。 (エンジンおよび足回り関係が良好であること) |
内装、外装ともに新車に近い状態。ディーラーの試乗車など。 | ||||
5点 | 60,000km未満 | A | A | 目立たない傷、凹はあるものの、内外装ともほとんど加修の必要のないもの。外装部品の交換のないもの。 (エンジンおよび足回り関係が良好であること) |
前オーナーが存在した車では、ほぼ最上級の評価。超極上車。 | ||||
4.5点 | 100,000km未満 | B | B | 内外装とも軽微な補修をすることにより5点に準ずるもの。 |
内外装の傷みも少ない極上車。品質の良い車を探す際は、この4.5点が最低基準。 | ||||
4点 | 150,000km未満 | C以上 | C以上 | 目立つ傷、凹、錆、焦げ、破れが少々あり、加修が必要と思われるもの。 |
程度は良好と言えるが、加修(板金塗装などの修理のこと)が必要な場合も多い。 | ||||
3.5点 | 150,000km未満 | D以上 | D以上 | 大小の板金や加修を必要とする所が数ヶ所あるもの。多数の焦げ穴、破れ等があるもの。 |
中古車としては平均レベル。内外装の悪さが目立ってくる。加修が必要な場合が多い。 | ||||
3点 | - | E以上 | E以上 | 全補修、交換、張り替えを必要とするもの。 |
程度は悪い。加修すべき箇所が多い車。 | ||||
2点 | - | - | - | 商品価値の低いもの。 |
事故車とほぼ変わらないレベル。 | ||||
1点 | - | - | - | 改造車、災害者(塩害、雹害、冠水車等) 粗悪車、競技車。 |
中古車としての価値はほぼ無い車。 | ||||
R点 | - | - | - | 修復歴車 修復歴及び骨格の基本定義 |
属にいう「事故車」に付けられる評価点。 | ||||
X点 | - | - | - | 極端な低年式車、レプリカ車、クラシックカー等の、 評価の困難なもの |
商品価値が無い、もしくは評価が非常に困難な車。 |
外装補助評価基準表
評価点 | 評価基準 |
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Aランク |
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Bランク |
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Cランク |
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Dランク |
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Eランク |
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内装補助評価基準表
評価点 | 評価基準 |
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Aランク |
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Bランク |
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Cランク |
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Dランク |
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Eランク |
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極上車の基準は、おおむね評価点4.5点以上から
上記の評価点一覧の4.5点以上であれば、中古車として極上車扱いされる評価の高い車といえます。
ただし、評価点はオークション会場によってバラつきがあり、4点以下の車ともなれば、同じ評価点の範囲の車の中でも、程度の良し悪しのバラつきが多くなってきます。評価点は、あくまで目安として存在するものなのです。